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あたしの頭の中にあったのは、ひとつだけ。
叔父貴のこと、どうすんの?
皆は知らないから、死んでもそんなこと言えないけれど。
いつも優しく微笑んでる藤乃さん。
あの笑顔の下に、どんな魔物が棲んでいたんだろう。
同じ女なのに、藤乃さんの気持ちも事情も、やむを得ないことが何ひとつ想像出来ない。
そう考えたら、背中の辺りが寒くなった。
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