☆蘭神学園はホモの集まり!?☆

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手を挙げた先生の処へ向かう。 俺の担任の先生はどんな人なのだろうか? 京都にいた時は、1年と2年の担任は変わらなそうだった。 あの先生嫌だったんだよなー。 今回の先生は、俺は好きになれるのだろうか。 そんな、期待を胸に先生の前に立つ。 「君が、銀城朔夜君だね?」 知っている人と声が重なる。 まだ、ちゃんと顔を見ていない。 それに気付き急いで顔を上げた。 「怜...さん?」 俺のよく知っている顔が目の前にある。 艶のある綺麗な黒髪。紫色の目。片端だけ口角を上げる笑い方。まさに、知的美人の言われる顔。この人は...。 俺の族、silverの初代総長。 高梨怜(タカナシレイ)だ。 この人が...教師?? 「久し振りだね、朔夜君」 「あ、お久し振りです。怜さん、先生だったんですか?」 「うん。君に総長を任せたとき、内定を貰ってね。まあ、だから任せたんだけどさ」 ああ、だから急に俺を総長に任せたのか。 それにしても...怜さん...。 白衣ってことは理科、だよね? 「ふふ、まあ僕の授業は楽しみにしていてよ。さ、教室に行こう」 怜さんの言葉を合図で一緒に歩き出す。 「でも、怜さんが先生なんて何か不思議。怜さん、先生っぽくありませんから」 担任が怜さんだと分かり、普通に話せることに安心する。
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