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「え、あ、あの、怜さんは...?」
「ん?」
「怜さんは、怜さんも、ホ、ホモなんですか??」
例え怜さんがホモでも俺は怜さんが好きだし尊敬し続ける!
と、決意し質問をしてみた。
すると、怜さんは少し驚いた顔をした(実はレア顔)後いきなり笑いだした。
「ふっ、ははっあはは!そうきたか...ふふっ。僕は違うよ」
「違うんですか?」
「うん。なに?ホモの方が良かったの?」
怜さんの言葉に勢いよく首を振った。決意はしたけどできればホモじゃない方が良かった。
「よし!じゃ、ここが君の教室だよ。僕は先に入るから、呼んだら入ってきてね」
「はい!」
俺は元気良く返事をすると、怜さんに一撫でされた。
怜さんが総長だったときを思い出して、少し照れくさい。
とりあえず、怜さんはホモじゃない。空達はどうなんだろう。
空達も、できればホモじゃない方が良いけど。
っていうより空達が好かれそうだなー...。
なんて考えていると、怜さんが俺を呼んだ。
俺の、新しいクラスメート。俺の、新しい居場所。
2ーAは、どんなクラスだろう。
担任を知るときと同じように、期待で満ち溢れている。
ガララッ
俺は、教室の扉を開けた。
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