嘉徳ナベ加那

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嘉徳ナベ加那や いきゃさる生まれ 親に水汲まし  湯浴みどしゅんちど 美しく生まれ甘やかされて育ったナベ加那は友を失いちょっとしたいじめから、あたら美貌も命までも失うこととなってしまうのです。 はからずもナベ加那を死なせた娘たちは深く反省し、それからは人を羨まず自慢せず、つつましく生きる島の娘の魁を作るのだった。 そうしてナベ加那を偲び、島歌に歌い、悲しい運命を辿ったナベ加那をいついつまでも忘れず戒めにもして今に語り継がれている 閑話休題 雅夢士が古老から聞いたことにこんな話がある。 奄美大島に美人がでないのは美貌がゆえに不慮の死を遂げたナベ加那の祟りではないかというのである。 美貌を誇る娘さんごめんなさい。何事にも例外はあるのだ。 最近の人は牛乳を飲んで育ってすくすくと伸びスタイルも本土の人に劣ることはなくなっていると思うのは作者だけではあるまい。 若い層の島歌者のなかにはすばらしい美形の娘さんが多いことも周知のことである。 ナベ加那の怨念も年とともに薄れてきたことは喜ぶべきことである 元ちとせを初め、りっキーなど奄美独特の美人が多くでてきているのを見ても分かる 余談ながらついでに書いておくと りっキーは福岡にすんでいる。 元ちとせは奄美市で活動している。
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