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“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”とは
□ G002 =============================
ここでこの“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”への参加方法だが、
現実に沿った本名や住所は基本非公開で(隔離クラウドに保管し、セキュリティレベルによって情報を分割して複数のゲートでガードしている)、公開IDは匿名でも可能。フリーメールも使用できる。ただし、現存する一個人=1ID は絶対である。
とはいえ、“Facebook”などの協力もあり、個人があらかた特定できる公開IDで参加している人への信頼は、匿名、フリーメールでの参加者とは別格に高く評価され、各発言も尊重された。個人情報の一般への公開に対するリスクに見合った権利を保有し、いろいろな役職はこれらのメンバーの中から決められる。
角界著名人や、専門業種などのブレーンが少しずつ参加していったことも要因ではあるが、やはりこの“仮想地球(Globe of Virtual Reality)”の人気のひとつは、“Symantec”などのサポートによって実現した、そのユニークな運営費の徴収方法や、セキュリティの堅牢さがある。
運営費は、各メンバーが一定のお金を任意の好きな銀行に預け、その金利を自動的に徴収し運営費に充てるシステムを構築したことにより、メンバーからの直接支払い行為が発生せず、比較的容易に徴収できることからかなりの評価を得た。
また、セキュリティの堅牢さは、個人情報の漏洩を皆無にした。
またもうひとつの人気は、
メンバーが全世界にまたがるため、やはり言葉の障壁が起こる部分で、Version2.0 から導入された、発達したあらゆる言語同時対応の人工知能型会話機能システムの開発確立や、語学を学んでいる多くのメンバーが通訳者として、各街で目印となるアイテムを持って廻っており、困っている初心者メンバーをサポート、多言語間の架け橋となり、言語による参加の難易度を大きく緩和していったことが、一層の広域化をももたらした。
そして、いろいろな人たちとのコミュニケーションをとる場所であることは他のSNSなどとあまり変わらないが、Version3.0 で地球周回軌道上のインタラクティブな映像の構築がマスメディアで紹介されるようになって、他との急激な区別化を示すこととなる。
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