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あぁ、せっかく神聖帝国までいけたっていうのに。
光と共に再び目を覚ましたのは本拠地の大聖堂だ。
自由都市まで戻らされるとは。
途中でどこかに寄って行けばよかった。
無念。
でも、糸口が見えた。
これで僕の好きなようになるかもしれない。
もう笑みがこぼれて止まらない。
大聖堂の中で起き上がろうともせずに僕はただ寝そべって思考を働かせた。
そういえば、さほど眠くならないな。
これこそ現実と体が違うからだろう。
遠慮はいらないっということだろうか。
そこん所は気に入った。
課金するだけの価値はある。
やっと起き上がって外への町へ出ようと扉に手をかけた。
その瞬間目の前になにかゲームらしいものが現れた。
「えっ。」
コマンドのようだ。
手をかざすと操作もできた。
「使えたんかぃ、こんちくしょぉぉう!さっきの戦闘で技出せたら結果は違ったろうに!」
後悔先に立たず。
そして、無駄な独り言。
むなしい。
始めたばっかりなのでとくに見る必要なものはなく、コマンドはすぐ閉じた。
何もかも新しい。素晴らしい作品だなこれは。
パクってみたい気もするが、このかなりの技術はむりだろう。
こういう技術は少しかじっただけの僕にはチートを作り出すぐらいしかできない。
そして、僕の思考
皆とずれているから重要なことがてんで分かってない。
よく、都市国の名はカタカナで読んでいるのに対し、
僕は漢字のまま読んでいるし、二つ名が分からない。
日本って複雑だな。
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