第1章 春の訪れと共に

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21:00すぎ。 ようやく取引先の担当者から電話があり、 データ不備なしで問題なく これで進めるという旨が伝えられた。 「ご連絡ありがとうございます。 今後ともよろしくお願いいたします。」 浮足立つ気持ちを抑えながら、 そう伝えた私は電話を切るなり、 速攻でパソコンの電源を落として 買ったばかりのお気に入りの 春ストールを首に巻いて そそくさと帰り支度を始める。 今日はみんな作業はこれくらいにするらしく 他にも帰り支度をしているメンバーを横目に 帰社した。
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