人間の立ち位置

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ふと目が覚めた、朝だった。 「またあの夢」だった、朝から気分は最悪だ。 私、「朝霧玲奈」は最近同じ夢を見る。 まるで映画のハッピーエンドみたいな笑顔に満ちたふざけた夢だ。 そして毎度のことながら夢の中心人物はアイツだ。 「白髪の吸血鬼の目をした女」 自分でも良く分からないけど、私はアイツが嫌いだ。 あの目、思い出すだけでぶっ殺したくなる。 そうこう頭の中で考えている間に時間は過ぎて携帯のアラームが部屋に鳴り響いた。 気持ちが整理出来ない。彼女はため息を着いて呟いた。 玲奈『今日も1日…早く終われば良いのに。』
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