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通り魔とでも言うのだろうか。
彼のナイフで切り裂かれた。
視界が反転して、ボクの血で紅く染まる。
あぁ、呆気ない。
生きている『モノ』はこんなにも簡単に死んでしまうのか。
なんて事を意識が遠くなっていきながら、
ボクは目を閉じた。
そんなことがあったので
死んだものだと思っていた
とりあえず、
痛みの無い体に
違和感を持ちながら
上体を起こすと
女の人が立っていた。
『あぁ、起きたんですね。
貴女は生きたいですか?』
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