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9「えっと、使い魔召喚は専用の魔方陣に魔力を流して使い魔に望む能力を唱えると魔物喚び契約します。
一部の強い魔物は契約に条件を出してきます。そのほとんどが戦って認めさせることなので相手の強さを見極めることが重要です。
そして補足としてひとつ言っておくことがあります。
召喚される魔物は召喚主とだいたい同じくらいの強さですが、稀に召喚主の実力を遥かに越える魔物が召喚されることもあります。
しかし可能性は本当に少ないので余り期待しないほうがいいです。
契約後は呼び出す時と還す時は魔力を消費しますが呼び出している間は魔力を消費しません
あと禁忌召喚というものがあり複数人でひとつの魔方陣に魔力を流すと死神が出てきて殺されるのでやってはいけません。
そして肝心な契約内容は三つあります。魔力契約と血の契約と魂の契約です。
魔力契約は魔力を互いに流して交換することで成立します。
これは一番メリットとデメリットがない方法です。
メリットは特になくデメリットも契約を一方的に切ることが可能なので使い魔の機嫌を損ねると契約を切られる程度です。
血の契約は魔力の交換に加えて互いの血などを飲んで行う契約です。
メリットは魔力量の共有、属性の共有、契約破棄が双方の合意でなければ行えないことです。
デメリットは使い魔が死ぬと死ぬ直前のダメージの痛みが何割か返ってくることです。
魂の契約の方法は専用の魔方陣を使い血の契約と同じ方法をして認めれば完了です。
メリットは血の契約のメリットに加え、寿命の共有、契約破棄の不可、相手の種族の使う言語を完全理解です。
デメリットは使い魔が死ねばこちらも死にます。
これでいいですか?」
グレ「ついでに魔武器の説明もしとけ。」
9「魔武器もですか。ハァ
魔武器は武器に魔鉱石を埋め込み魔力を流すことで作成します。
魔鉱石は謎の多い鉱石で武器に押し当てれば融合され、さらに魔力を流せば能力を発現させます。
能力の強さは流した魔力の質と量で決まります。
高位の使い魔は純度の高い魔鉱石をくれる場合もあります。
鉱山で採れる魔鉱石は純度は30~70%程度なので使い魔から貰ったもののほうが質が良いです。
これでいいですか?」
グレ「ああ、よくやった。授業をしっかり聞いているようだな。では各自自由に始めてくれ。」
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