第1話

13/75
前へ
/75ページ
次へ
【第二章…拘置所よサラバ】 執行猶予を貰って裟婆に出て来た美佐登は、もう絶対にシャブには手を出さない…それを心に誓って、夜の港街に舞い戻った…そんな時でも仲間の紫渡美や芽紅美、それに麻由美、緋路実達は優しく出迎えてくれた、この緋路美は2才年下の後輩で、この娘も又良い娘でいい仲間なのだ、身体が弱くひ弱な感じがする…相変わらず港街石巻の夜は賑やかさを増し、美佐登達が徘徊する絶好の場所と成っていた、地元だけに知り合いも多く、恐いものなんて何も無い、紫渡美なんかは中学生の頃からヤクザの事務所に行っては、飯を喰わせて貰っていた、そんな紫渡美にも可愛い男の子が生まれていてもう5才に成っていた…子供の居ないのは美佐登唯1人だけだった、男達が悪いのか…自分自身が悪いのか…その辺の所は定かではないが…そんな時、美佐登には又新しい彼氏が出来た、まったく性懲りも無く又チョロチョロと覚醒剤に手を染める様に成って行くのだった…前回の体験を生かし、絶対に捕まらない方法を考えて、時々身体に入れている、まったく馬鹿な女と言うより仕方が無い…
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

82人が本棚に入れています
本棚に追加