第1話

16/75
前へ
/75ページ
次へ
時にはそんでもない女も居るらしいけど…美佐登と紫渡美の飲んでる店に芽紅美と麻由美が来た、4人が揃えば天下御免の大街道…そこに美由紀が加わった…この場に緋路実の居ないのがチョッピリ淋しい気がした…、店の方では、こんな美人が…店内は花が咲いたように艶やかな雰囲気が漂い、客達は大喜びだ、これで今夜の飲み代はチャラに成る、客が皆で払ってくれる、しかし、こんなに飲まれたら…潮の匂いと朝陽が昇る頃、それぞれの家に帰って行った、友達って本当に良いものだ…美佐登は執行猶予の身の上だ、あの拘置所生活から最早3年近くが過ぎている…後3ヶ月もすれば3年の執行猶予が切れる、美佐登にして見れば良くここまで頑張ってこれたものだ、今日も繁華街の中を元気一杯舞っている、昼は金華山や鮎川港、それに女川港、渡波港、長浜に遊びに出掛けて居た、美佐登の行く所、何処にでも友達が居る、遊ぶ事に限っては不自由はしていない、働く事も金を使う事も半端ではない、とにかく動き回る事が大好きな女なのだ、普通夜の仕事をしている女は昼過ぎ迄寝て いる者が多い、
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

82人が本棚に入れています
本棚に追加