第1話

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生きる望みも失っていた17才の少女が歪んだ自分の顔を見ればその気持ちも分からない訳も無い…世の中には美佐登を置き去りにした男のような卑怯な男が居るものか…残念ながらそんな男は沢山居る、気をつけよう…甘い言葉と暗い道…こんな男の心の中が見抜けずに居た美佐登が馬鹿な女だったと思うより仕方がなかった…美佐登17才はこの辺から傷だらけの人生が始まるのだった…石巻の呑み屋街、中央…広小路…横町…穀町…立町…羽黒町…住吉町…中里…蛇田…小柳町…門脇…辺りを点々と歩き、この辺には、不夜城とかロンドンやクインビー(このクインビーは関東のクインビーと違い、ピンサロでは無い)未成年者のこのグループは、お互いにこの港町の夜の繁華街に働いていた…水商売に入れば色々な男達と出逢う、社長も居れば社員も居る、建設会社からヤクザまで、男の遊ぶ街をそれぞれの仲間達は水を得た魚のように泳ぎ回っていた…その流れに沿って、この女達も年々大人への道を歩んで行った、男の車に乗せられ山の中に連れて行かれ、ここでや らせなければ置き去りにすると脅迫され、
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