第1話

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刑務所にも行くように成って来た、自分だけは絶対に捕まらない…そんな気がしている時…朝目が覚めると、自宅の前がやけに騒がしい、玄関先の道路には、覆面パトカーとワンボックス車が止まっていた、玄関では母親が応対している、ヤバイ!と思った時には、デカが二階に上がって来た、目の前に逮捕状を突き付けられた…それを見ると、覚醒剤取締り法違反と書いてあった…とうとうやられてしまった…そのまま警察署に連行されて尿検査の結果、反応が出て、そのまま帰れぬ人と成ってしまった、48時間の勾留に続き10日間の勾留を打たれた、ブタ箱の中では朝6時には起こされ、6時30分には朝飯、午前中の運動時間とは言っても、タバコを2本吸える、この20分間が一番の幸せを感じる時だった…しかし女はほとんど居ないから1人淋しくタバコを吸う、爪が伸びればその時に切る、何と哀れな身の上か…時の流れは早いもので20日の勾留日に起訴されてしまった…こうなれば審判の場で決着を付けなければ成らない、他の逮捕歴はあるが、覚醒剤は 初犯だ、20日でパイに成ると甘い考えで居た美佐登は、かなりのショックだった…
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