<“Neo border”に出てくるキーワードの解説>

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 ===================================  国境システム「Neo Border Gateway」とは  □ N004 ========================== さてこの“Super Border Gateway“はシステムの復旧の役目が終わる時期になると、現実国家群の提唱するセキュリティの地球レベルの構築に沿って、グローバルセキュリティの規格を追加し、それぞれのClarke軌道上のQuantum Computerをゲート化することによって国境に似た機能を持つようになり、管理された“Super Border Gateway“は、名称を 国境システム「Neo Border Gateway」と変えて、グローバルセキュリティネットワークの代名詞とし発表される。 これをこれからのネットワークのユニバーサルシステムとして、現実国家群は構築をすすめた。 「地球上の全ての民の生命と財産を守るための措置」 この大義に沿って、 世界レベルの巨大な力によって世界中のインターネットが寸断されはじめ、代わりに現実国家それぞれの国内に既存のインターネットを併用したイントラネットが構築されていき、これらは屈強なID監視機能をもった“国境システム「Neo Border Gateway」”に接続された。 各国間のイントラネットはこの“国境システム「Neo Border Gateway」”を経由して世界中のイントラネットにアクセスする。 これまでと何も変わらないと現実国家群は口をそろえたが いつの間にか現実国家への反対意見、集会、告知などは激減していった。 そして現実国家群は再び口をそろえて言った。 「インターネットは昨日も今日も明日も何もかわりません。ただそのルートを、全ての人が安全で幸せに生きていける理想の国家、世界の実現のために舗装整備しただけです。 車でドライブするとき、交通規則が無かったら、誰が安心してドライブに行くことが出来るでしょう。 だれもが信号や、通行区分などのルールを守り、違反者に対しては相応の罰則を設けているからこそ、自由に楽しいドライブにいくことが出来るのです」
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