第1話

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~夢主said~ チェシャ「オイ、ココはドコだ? オマエ、ダレだ!」 どうも、俺瑞希って言うんだ なんか知んないけど今、 拾った猫モドキに爪たてられてる そもそも なんでこうなったかっていうと... (回想) 瑞希「フッフフ~ン♪」 夜、俺は本屋で働いている 俺はさっきまで買いたい本が買えて とても上機嫌だった 瑞希「(家に帰ったらさっそく読もう! 楽しみだな~♪)」 そう思いながらも、俺は 〔夜は化け物が出るから危ない〕と、 よく知り合いに言われているのも 覚えていたので、 ((さっさと家に帰ろう))と 俺は足早に帰り道を歩いていた その時、 ―ドサッ!― 瑞希「...? なんだ、今の音..」 俺は何かが落ちたようなその音に 導かれるように歩いた そして... ―黒猫擬人化モドキを、見つけたんだ― (回想終了) 見つけた時はこいつ気絶してたし 揺らしても全く起きないしで、 本が入った袋持ちながら コイツ(黒猫擬人化モドキ)運ぶの大変だった とまぁ、こんな感じ で、今そこまでして頑張って 運んだ相手に爪たてられてる ...まぁ、そうなるだろうとは 思ったけど、めんどくさいなぁ でも、拾ってきた責任はとんなきゃな 瑞希「とりあえず、話すから 爪なおしてくんない?」 ―これが、滑稽な御伽噺に埋もれる それでも確かにあった物語の 最初の出逢いだった―
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