天使の鼓動side樹利 第2話

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――― ――――― ―――――――― その夜、カズと共に洋室に入り、ベッドの上に座って二人でトランプをしていた。 「……可愛ちゃん、真っ赤になってかわいかったっすね。 もう付き合うのは時間の問題っすね」 トランプのカードを眺めながらそう漏らしたカズに、何も言わずにいた。 「樹利さん……聞いてもいいすか?」 そう尋ねられ、ん?と視線を合わせると、カズはためらいながら口を開いた。 「……どうして、可愛ちゃんなんですか?」 その言葉に、「えっ?」と目を開いた。
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