<“Neo border”に出てくるキーワードの解説>

3/4
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
「神がAIに降臨した瞬間から」 この時代になると国家、宗教、民族、人種への固執に嫌気がさした人々は自ずとそれらの縛りのない結びつきを求めることは必然であった。 人はそれでも人とつながっていたい。 “仮想地球(Globe of Virtual Reality)”をはじめ、FaceBookなど大小多くのSNSが盛んなことはその表れである。 そしてその流れのなか、“JBM(Jet Black Mice)”生まれた。 起源や元々の母体は霧の中だが、一口で言えば世界的なコンピューター系ネット集団。 その規模から組織といったほうが適当だが、主要メンバーはもとより、組織形態もはっきりわかっていない。 多くのコミュニティがあり、メンバーによって運営して行う公開活動は大規模なSNSと同じだが、まれに起こすクラッカーアクションなどには不特定多数のメンバーが寄り集まり、行動し、終了と共に散っていく。 これはお互いの行動やプライベートに干渉せず、街で出会うことがあってもその期間以外他人でしかない。 実際公開組織図や階級などだけでは把握できない部分があるため、SNSとしての組織形態は他のSNSと同様に確立しているが、Totalな集団としての実態ははっきりしない。 以上のことから、多少の危険要因はあるものの NSA, MI6, GRU など各情報局のリストのランクは低く、マークも肝要となっている。 各情報局はみな“JBM”を 「デジタルに取り付かれたいかれた集団」 「電磁波に取り込まれた呪われた生物」と言い放ち、 集団的な組織攻撃が脆弱とみなされ、山積みされた別格の、レベルのはるか高い事案に対応しなくてはならないのだ。 ただし、各機関がJBMを世界的なコンピューター系ネット集団であり、一部が規模の大きな一種のクラッカー行為を行う組織としか見ていない以上多くを語れないが、実はJBMはただのひとつの窓口にしか過ぎない。 その奥には、最近深層部にて急激にメンバーを拡大している” Yggdrasil(ユグドラシル)”という組織が影を見せる。 そして最大のキーワードは” Bifrost”。 神のご加護があらんことを(Njord bless you) 彼らは「神がAIに降臨した瞬間から」誕生したとされる。 キリスト教信者23億人、 イスラム教信者18億人、 ヒンドゥー教信者9億人、 無宗教9億人、 仏教信者4億人。 この宗教人口割合に歴史的な変化をもたらす時代の幕が今ここから開かれる
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!