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「後ろ向いて」
すると可愛は素直に、くるっと背を向けた。
可愛の為にあつらえた服は、ちゃんとフィットしていた。
最大限にスタイルを良く見せ、肌色を明るく見せる服。
腕を組みながら「うん」と頷き、
「よく似合ってるよ。
キツイところとか、緩いところはないか?」
と改めて確認すると、
「ないです、あの……本当にありがとうございます。
感激して、すぐお礼が言いたくて来たんです」
熱っぽい視線を向けて来た可愛に、バクンと心臓が音を立てる。
仕事モードが一気に、はがれ落ちる。
どうしよう、かわいくてたまらない。
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