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「そんな逃げることはないだろ。別に見境なしに取って食う獣じゃないんだから。」
「は、早い・・・」
「逃げられない!!」
「先程からの言動だと、はやてはかなり苦手のようだが、俺のことも苦手のようだな。」
「い、いえ!!そんなことは!!」
「そ、そうですよ!!トーマと私とアイリスは、お二人には大変可愛がってもらってますよ!!」
トーマとリリィは冷や汗をかきながらそう言う。
「なんか言わせている気が凄くするんだが・・・“未来”の俺達はそんなに恐ろしいのか?」
「“未来”のことについては詳しくは話せませんが・・・娘さん共々、とても可愛いがってもらってます・・・」
「ほぅ・・・ってちょっと待て。今・・・『娘』って言ったか?“未来”の俺には娘がいるのか?」
「あ・・・えっと・・・」
トーマが困った顔をしている間にイタチは鞘に納めたままにしていた村正を引き抜いた・・・
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