第1話

3/3
前へ
/3ページ
次へ
俺は高校一年生になった寄本瑞貴(よりもとみずき)だ。 身長175㎝ 好きなことはバスケ 部活は帰宅部(予定) 彼女なし 高校に入ったら彼女を作って青春を謳歌するのが目標 とか思ってたら、早速入学式から遅刻の危機です… 「あーもー、母さんなんで壊れた時計なんか置いとくんだよ!」 こんなこと思いながら、電車に駆け込む。 この電車ならギリギリ間に合うだろう。 ひと安心してると、隣のおっさんの動きが怪しすぎる もしやと思ったら、案の定痴漢… 「おい、おっさん!いい年して何やってんだよ!」 おっさんの手を掴む。 「な、何するんだ!君は!」 いやいや、何するんだじゃねーよ… 「とりあえず、次の駅で降りろよ」 ギャーギャーと喚いてるおっさんを無視して被害者の女の子に話しかける 「大丈夫?」 振り返った女の子を見て俺は顔を赤くする。 涙の女の子はめっちゃ可愛かった。小さな背、大きな二重の目、少しクセのある茶髪の長い髪… …ドストライク‼ 一目でそう思った俺は女の子に見とれていた。 「…の、あの!」 「は、はい!!」 「助けてくれてありがとうございます。」 やべぇ、笑顔も可愛い… 今、絶対顔赤い… 「いえ、そんな、全然!」 何が言いたいのか全然わかんね…ダメダメじゃん…テンパりすぎ とか、やってるうちにおっさんは逃げた。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加