第1話

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どうやら目的地の校門の前まで来た様だ。 私は笑顔でみてきた片山に笑顔を向けた、どんな笑顔かって… 黒い笑顔を浮かべる私、 冷や汗をかく片山… 私は片山にアッパーをいれた。 それが顎に直撃… 見事に倒れる。 片山を殴ったことによって 気持ちをスッキリさせ、気持ちを切り替える。 ~数分後~ 「お嬢様。つきました。」 片山は鼻から血を流しながら 笑顔を浮かべる。 私は車のドアを開き、 片山も一緒に降りてくる。 片山は私の手を取りゆっくり 立ち上がらせる。 「ありがとう、片山。いってくるわ。あと、また連絡するから迎えに来なさいよ。」 「かしこまりました。お嬢様」 そう言うと片山は一礼し、車へと戻る。 私は車が遠くなるまで見送る。 私は向きを変えて校舎へと足を進める。 今の時間6時30分誰もいません。 どうやら張り切りって来すぎた様だ。 うーん、片山ももういないし、 取りあえず…校舎に行くか 私はいく宛も無いので校舎に行く事にした。 今の時間6時45分 校舎空いてません…。 はぁー…早すぎたな。 私はしばらく花壇の所に腰を掛け あの人の事を考えてた。 何でだろ、何であの人、桜の木を見て泣いてたんだろ。 私も何故だかあの桜を見て泣いちゃったし。 不思議な気持ちだな。 あの人の匂い、あの甘い匂い 何だか懐かしい感じがしたな。 何か、変態見たいじゃん私/// そんな事を考えていると、 春の暖かい風が私の頬を伝わる とても心地よい気持ちになった。 朝早かったから眠いなぁ… 「ふぁぁぁ~」 やばいまた眠く… そんな事を思っていたら誰かやって来た。 …やば、誰か来たよ… 私は立ち上がり、制服を整え地味モードに入った。 校門からやって来たのは、 甘い匂いを漂わせ、 綺麗な髪をなびかせた 紛れもない、あの人だった 桜の花びらが風で舞い まるでカメラのフレームのように 綺麗にその人を包み込む。 私はその姿をしばらく見つめていた。 すると、彼がこちらに気づき足を止める。 しばらく時が止まったように見つめ合っていた。 すると、彼は私に近づいて来きた。
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