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どうやら目的地の校門の前まで来た様だ。
私は笑顔でみてきた片山に笑顔を向けた、どんな笑顔かって…
黒い笑顔を浮かべる私、
冷や汗をかく片山…
私は片山にアッパーをいれた。
それが顎に直撃…
見事に倒れる。
片山を殴ったことによって
気持ちをスッキリさせ、気持ちを切り替える。
~数分後~
「お嬢様。つきました。」
片山は鼻から血を流しながら
笑顔を浮かべる。
私は車のドアを開き、
片山も一緒に降りてくる。
片山は私の手を取りゆっくり
立ち上がらせる。
「ありがとう、片山。いってくるわ。あと、また連絡するから迎えに来なさいよ。」
「かしこまりました。お嬢様」
そう言うと片山は一礼し、車へと戻る。
私は車が遠くなるまで見送る。
私は向きを変えて校舎へと足を進める。
今の時間6時30分誰もいません。
どうやら張り切りって来すぎた様だ。
うーん、片山ももういないし、
取りあえず…校舎に行くか
私はいく宛も無いので校舎に行く事にした。
今の時間6時45分
校舎空いてません…。
はぁー…早すぎたな。
私はしばらく花壇の所に腰を掛け
あの人の事を考えてた。
何でだろ、何であの人、桜の木を見て泣いてたんだろ。
私も何故だかあの桜を見て泣いちゃったし。
不思議な気持ちだな。
あの人の匂い、あの甘い匂い
何だか懐かしい感じがしたな。
何か、変態見たいじゃん私///
そんな事を考えていると、
春の暖かい風が私の頬を伝わる
とても心地よい気持ちになった。
朝早かったから眠いなぁ…
「ふぁぁぁ~」
やばいまた眠く…
そんな事を思っていたら誰かやって来た。
…やば、誰か来たよ…
私は立ち上がり、制服を整え地味モードに入った。
校門からやって来たのは、
甘い匂いを漂わせ、
綺麗な髪をなびかせた
紛れもない、あの人だった
桜の花びらが風で舞い
まるでカメラのフレームのように
綺麗にその人を包み込む。
私はその姿をしばらく見つめていた。
すると、彼がこちらに気づき足を止める。
しばらく時が止まったように見つめ合っていた。
すると、彼は私に近づいて来きた。
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