0人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
私はどうしたらいいのかわからなかったので取りあえず顔を伏せていた。
「君、確か。」
頭の上で優しい声が聞こえた。
あまり顔を見られないようにゆっくり顔をあげて手で顔を覆う。
「や、あの…すいませんでした。」
私は顔を見られないようにとっさに方向を変えにげようとしたが
ドテッ
失敗に終わった
「ッ…」
うわー恥ずかし、
絶対に笑ってるよ…。
「大丈夫?」
頭の上から優しい声が聞こえ、私は顔を上げる。そこには、優しい笑顔を浮かべながら、そっと私に手を差し伸べる彼がいた。
「ありがとう。」
私はその手をそっと取ろうとしたその瞬間。
スッ
彼が私の手を掴み体を引き寄せる。
彼の顔が近くなる。
それと同時に私の顔と胸が熱くなるのが分かった
近くでみるとすごく綺麗な顔をしていた。
「君、確か…
最初のコメントを投稿しよう!