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対するリオーナとアーミィは…
「まぁ、パオさんって言うの?よろしくね。あっ、たらこスパゲティいただける?」
「任せときな、お嬢ちゃん。あと、フルーツタルトもつけてやるよ。あたしからの入学祝いさ。」
と交友の輪をおばちゃんにまで広げるリオーナ。
「これがオススメなの?見たことない料理だ。」
「貴族様なのにコッチに来るったぁ~、物好きだなぁ。」
「変わってるってよく言われる。おっちゃん、オススメとアイスね」
「了解、また来いよ。」
とこちらも気に入られた様子。
彼女らはコミュニケーション能力の極めて高い人種のようだ。
──
─
「さて、本題に入りましょうか。」
3人が食べ終わるとそう切り出したリオーナ。
2人は何のことだかわからず、きょとんとしている。
「なら質問に答えてちょうだい。」
とため息混じりに話すリオーナ。
頷く2人を確認すると
「2人共、色々隠している事があるんじゃないの?」
テーブルの温度が少し下がったかのように3人の空気に緊張が走る
「無理には聞かないわ。特にクロード先生については。でもこれだけはわかっててちょうだい…。
隠していることで、誰かが迷惑を被られている。」
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