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ある日、セレナはランクSS+級のゴールドウルフの討伐のために森に来ていた。
魔力探知でゴールドウルフを追っていると、いきなり他の魔力が現れてゴールドウルフの魔力を消してしまった。急いでその場所に向かうと、黒髪,黒眼の男がゴールドウルフの上に立っていた
黒髪,黒眼、誰なの?
取り敢えず話を聞いてみよう。
セレナは男に気配を消して一瞬で忍びより、首に剣を当てた。
「あなたは誰?ここで何をしているの?答えないと……斬る」
「うぇ?……ちょっ、ちょっと待って!!俺に敵意は無いよ!!?何もしない!!だから剣を下ろして~~」
取り敢えず魔法で拘束して前に座らした
「それで?あなたは誰?」
「俺は春野 和也……違うなこっちの世界ではカズヤ=ハルノだ。カズヤって呼んでくれ」
「それではカズヤ、ここで何をしていたの?」
「そこのでっかい狼が襲ってきたから相手をしただけだよ」
「一般人がゴールドウルフの相手をして無傷、しかも一瞬で倒すとは……
カズヤ、さっきこっち世界、と言いましたね?どういう意味なのですか?」
「あぁ、それはこの国でもう直ぐ勇者召喚があるだろ?それに巻き込まれたんだ」
確かにこの国で来週勇者召喚がある。しかもそれは王族、貴族、帝、ギルドマスター達しか知らないはずだ。巻き込まれたというのなら知っていてもおかしくない。が……
「巻き込まれたのは分かったが、何故勇者召喚だと分かったの?」
「あぁ、それはテンプレというかなんというか」
「?………まあいいか、召喚までのことを話して」
「おう!、まずあいつの名前だがーー
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