巻き込まれた転生者

2/21
前へ
/46ページ
次へ
ある日、セレナはランクSS+級のゴールドウルフの討伐のために森に来ていた。 魔力探知でゴールドウルフを追っていると、いきなり他の魔力が現れてゴールドウルフの魔力を消してしまった。急いでその場所に向かうと、黒髪,黒眼の男がゴールドウルフの上に立っていた 黒髪,黒眼、誰なの? 取り敢えず話を聞いてみよう。 セレナは男に気配を消して一瞬で忍びより、首に剣を当てた。 「あなたは誰?ここで何をしているの?答えないと……斬る」 「うぇ?……ちょっ、ちょっと待って!!俺に敵意は無いよ!!?何もしない!!だから剣を下ろして~~」 取り敢えず魔法で拘束して前に座らした 「それで?あなたは誰?」 「俺は春野 和也……違うなこっちの世界ではカズヤ=ハルノだ。カズヤって呼んでくれ」 「それではカズヤ、ここで何をしていたの?」 「そこのでっかい狼が襲ってきたから相手をしただけだよ」 「一般人がゴールドウルフの相手をして無傷、しかも一瞬で倒すとは…… カズヤ、さっきこっち世界、と言いましたね?どういう意味なのですか?」 「あぁ、それはこの国でもう直ぐ勇者召喚があるだろ?それに巻き込まれたんだ」 確かにこの国で来週勇者召喚がある。しかもそれは王族、貴族、帝、ギルドマスター達しか知らないはずだ。巻き込まれたというのなら知っていてもおかしくない。が…… 「巻き込まれたのは分かったが、何故勇者召喚だと分かったの?」 「あぁ、それはテンプレというかなんというか」 「?………まあいいか、召喚までのことを話して」 「おう!、まずあいつの名前だがーー
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

243人が本棚に入れています
本棚に追加