第1話

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あるところに、 それはそれは美しい 王国のお姫さまがいました。 そのお姫さまは、 王国の全ての国民を 心から愛していました。 ですが、 そんなお姫さまを 国民は嫌っていました。 特に理由はありません。 ただ身分が高かったから、 何となく悪く言っていました。 そんなある日、 国王が病気で亡くなりました。 国民は喜びました。 国民はお金に困っていませんでした。 (身分が高かったから。) ただそれだけの理由で、 人の死を笑いました。 お姫さまは3日間泣き続けました。 涙だけでなく、 その目には 怒り、憎しみがありました。 お姫さまは、 国民への復讐を誓いました。 美しかったお姫さまはもういない。 (コロシテヤル…コロシテヤル…コロシテヤル…) (コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス) お姫さまはドレスを血で染めて、 国を滅ぼしました。 そして笑いました。 その笑い声は、 遠い遠い星にまで 響き渡り 人々を震え上がらせました。 オシマイオシマイ
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