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ーー・・・
「ん……」
朝だ。
ごしごしと目を擦る。
痛い、なんで?
ぼやけた視界が晴れてきて、目の前には傑くんの顔。
初めて、お泊まり。
一緒にいてくれた。
それだけでも泣きそうなのに。
「ーー・・・う、そ」
痛かったのは、左手の薬指に指輪がはめられていたから。
うそ、これ……
「す、すぐるくん?」
「んー」
「これ、」
「ーー・・・この前、ヤってるときに電話に出て悪かったな」
「っ、うん」
「あれ姉貴」
「っぇ?」
「この指輪買いにいくの付き合ってもらうのに、予定あわせてた」
「っく、うん」
触れあう唇。
もう言葉にされなくても大丈夫。
ちゃんと伝わってるよ。
『好きだよ』
でも、時々は言葉にしてね……?
END。.:*゜*.*゜.
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