side.K

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「バイト忙しいから、少しの時間でも逢いたくて呼んだ。 あったらしたくなってしたし。 別に泊まりたかったら泊まるだろうと思ってた 俺だって泊まってけばいいのにって思ってた」 「っく、ふ」 抱き締める。 ごめん。 不器用でごめん。 今まで、なにも言わなくてごめん。 辛い思いさせてごめん。 「好きだーー・・・栞奈、好きだ」 「っ、わ、たしも、きはらくんがすき」 「ん」 「す、好き」 「ん、彼女になって」 「っ、うん」 涙を拭って、唇をあわせる。 ごめん。 ごめん。 口ではうまく言えねーから。 だから。 この唇に想いを託すから。 どうか、受け取って。 『好きだよ栞奈』 END.。゜*.:。**:.。
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