お礼に送るケーキを作りましょう

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 目の前にあるとある食材を見て蜜菜殿は嘆いていた。 「姫璃ちゃん……ケーキに使うイチゴを買ってきてっていったのに……w赤いからあげってwww」  そう、自分は蜜菜殿に頼まれてケーキに使うイチゴを買いにいっていたであります。でもイチゴは何故か売ってなく代わりにこのレッド唐揚げなる物が売っていて代わりにならないかと買ってみたのであります。  蜜菜殿はしゃがみこみ机の縁に頭をぶつけているであります。痛くないのでありましょうか? 「あぁ、もうなんで今日に限ってマスターいないんだろ……w」  はぁ、とため息をついて机の上に乗っている唐揚げを見る。……どうやら自分は蜜菜殿に迷惑をかけたようであります。それが少し悲しく感じて尻尾や耳はだんだん項垂れていく。 「……姫璃ちゃんまぁ失敗は誰にでもあるから!ね!」  蜜菜殿は自分を見たら立ち上がりそう言ってくれたでありますが自分はどうしても自分を許せそうにないであります……。
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