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「確かに何かいても不思議じゃない雰囲気だな」
クシュルは言う。
「やめてくださいよ王子」
あれだけ楽しそうにしていたアウラがかなり怖がっているようだ。
「お前が来たいと言ったんだろうが」
クシュルがたしなめる口調で言う。
エモンは黙っている。
「きゃあ!?」
草むらから何かが飛び出してきた。アウラが一目散に走り出した。
「おい、待て」
クシュルが止めに入るが、アウラはどこかに逃げてしまっていた。
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