前編:クシュル、探検する😓

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「へー、そんな事に興味を持つ奇特な人がいるとはね。幽霊見物だったら呪ってやろうと思ってたけど」 (アウラがこの場にいなくて良かった) クシュルは心底そう思った。 「キミ、名前は?」 「クシュル。この国の第二王子だ」 「え!王族のひとだったの。……今日まで待ったかいがありました」 「どういう意味……ですか?」 「それを知りたければ、この国の六代前の王のしたことを調べてみてください。今日は特別にクシュル様の命は助けてさしあげます。早くお帰りください」 それだけ言うと、少女はすっと虚空へ消えていなくなった。
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