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「クシュル様!?良かった」
声の方を振り向いてみると、アウラとエモンがいた。アウラは半べそをかいている。
「何が良かっただ。こっちは……」
「はあ……」
「いや、何でもない。それより帰るぞ」
「ええ、そうしましょう。何も出なくて良かったですね」
「うむ……」
「王子……何か様子がおかしいですよ?」
「何でもない。さあ帰ろう」
こうして三人の「冒険」はひとまず幕を終えたのである。
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