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クシュルは夕食を国王である父が忙しかったので一人で摂ることにした。
クシュルは一人思う。世界には様々な人間がいて様々な考えがある。言ってしまえば私が好きな本もその考えの一つだ。兄もきっと多くの苦労や楽しさを経験しているだろう。
「冒険の旅……か。そう言えば今夜は出かけるんだっだっけ」
夕食を終えたクシュルは約束の時刻になるまでベッドにごろんと横になることにした。
クシュルは兄と自分とのあまりの差に思わず苦笑する。
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