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「クシュル様!お待たせいたしました!!ご用意はできていらっしゃいますか」
「ああ」
クシュルはぶっきらぼうに返事をする。
「では参りましょう」
クシュル・アウラ・エモンの三人はそれぞれの気持ちを胸に夜の町を歩いていた。
クシュルは複雑だった。面倒ではある。だけどこの「冒険」に少しもワクワクしていないといったら嘘になる。そしてちょっぴりビビってもいる。
アウラはひたすら楽しそうで、エモンは何を考えているのかその表情からはさっぱり読み取れない。
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