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「ん…?」
目が覚めて周囲を見渡す俺…
「どこだここ?」
周りを見て不思議に思う…
天井、壁、床全て白だが今まで見たことのない部屋。
そこに俺は浮いていた…!?
「あっ…」
浮いていたと思った瞬間に床に落ちた。
そして仰向けに倒れた俺の目の前にいきなり現れた輪郭だけはわかるが透明な物体。
何かの漫画やゲームにでてくるクリスタルといわれてる物によく似ているな。
【ようこそ、ダンジョンマイスター候補の方】
「え!?」
いきなり頭の中に声が響き体をビクッとさせた。
【貴方は現在候補の状況です】
【このまま参加されますと特典が付与されます】
【不参加の場合は元の世界に戻れますがこの記憶は消去されさらに<不幸>の称号が永久付与されます】
【参加しますか?】
【YES/NO】
はぁ!?
なんだそれ!
ほぼ強制参加させるようなもんだろ!
なんだよ不幸の称号って…どう考えても戻ってもこの先ずっと不幸なまま過ごすとかだろ!
ほとんど選択の余地のない選択だろこれ。
それにダンジョンマイスター…ゲームや小説で見たことある言葉。
「はぁ、どうしようもないか…」
諦めにも似た気持ちでこう言った。
「YES」
【参加意思を確認いたしました】
【これより参加者の能力のスキャンを開始します】
と聞こえた次の瞬間…
激しい痛みとともに俺の意識は闇の中へ沈んだ……
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