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「さて、コボルトさんズ。君達は役割も違うし雄が2人?になったから分かりやすいように名前を考えたんだ。候補を少し考えたので気に入ったものを選んでくれ。」
というとコボルトさんズはこ踊りするくらいの喜びようだ。
「そんなに嬉しいのか?」
コクコクと頷くコボルトさんズ。
「魔物や亜人などでダンジョンに召喚された者は名前を与えられることを一番喜びます。マサさんFAQ読みましたよね」
とメルフィに言われ記憶を辿る。
「あぁ思い出した。名前を与えられると、復活は出来なくなるが進化するかランク若しくはLvが上昇する。だったな」
「はい、忘れてたわけじゃないですよね?」
「もちろんだ、俺には【メモライズ】がある。」
そう、忘れたわけじゃない。誰か(作者)の意図によってネームドシステムを隠されていた気がする。
「ところで今更だがメルフィはなんで最初から名前あったんだ?」
お忘れの方もいるかもしれないが最初からメルフィと名乗っていた。
「えっと、乙女の秘密ということで。」
秘密にする意味が分からない。
説明するとランク10ならば召喚前に名乗っていた名前を使えるらしい。
もちろん使わずに名前を新たにもらってもいい。
ただしランク10だけはダンジョン内で死んでもランク9以下のように復活はできないらしい。
突然頭の中に命名に関する知識が降りてきた。
なぜだ?まぁいいか、考えたところで分かりはしないだろうし。
「まず最初に召喚された農園コボルト君、君の名前はノルト、ノコボ、作兵衛(さくべえ)の3種類考えた。どれがいい?」
「作兵衛?」
とメルフィに突っ込まれそうだったが華麗にスルーした。
「ノルト?」
フルフル(首を横に振る)
「ノコボ?」
フルフル
「じゃあ作兵衛?」
ブンブン(思い切り縦に頭を振り出した)
「そんなに気に入ったのか…まぁいい、それじゃ命名、作兵衛。」
【初ネームドモンスターが誕生しました。ネームドモンスターのランクが上がりました。特典が受け取れます】
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