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「三つあるでござる。
一つ目は錬金術を行うための設備の確認でござる。
依頼人が言うには錬金術を行うにはそれなりの設備が必要との話でござった。
二つ目は元となる材料の確認でござる。
三つ目は錬金術を生で見せて頂くことでござるよ。
念のために書類で頂いてきたでござるが、これは見せるわけにはいかぬでござる。」
「当然だな、答えを見ながら試験を受けるようなものだ。
その書類に関しては信用を得るために決して見ないと誓おう。」
もはや引くことはできない。
今までの成果を見せる時!
「安心したでござる。
とはいってもマサ殿に見せないことは簡単にできるでござるが。」
シャドウアイで盗み見てやろうか。
「そうでござる、ちなみにあの目玉の魔物相手でも見せぬ自信があるでござるよ。」
あっさり見抜かれてました。
しかしあのシャドウアイを見つけるとは…。
シャドウアイは戦闘力は皆無だがそれを補う性能を持っている。
擬態とでもいうのだろうか。
俺では命令して見えるようにしてもらわなければ気づけないだろう。
さすがランク10といったところか。
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