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1時間後完全に固まったイメージを魔力と共に魔方陣に流し込む。
すると魔方陣から光が溢れ6色に光る。
イメージを崩すことなく魔力を注ぐこと1分ほど、魔力を流すのをやめると光も消えていき魔方陣の上には一振りの刀身が現れた。
鞘も柄も鍔もないが、白銀に輝く刀身。
「これが今錬金術にて造った刀だ。
鞘も何もないが造るにはまた少し時間がかかるので、すまないがこのまま渡そう。」
出来立ての刀を緋野に渡す。
「これは見事な打刀でござる。切れ味を試したいのでござるが紙を一枚頂戴してもよいでござるか。」
刃を上向きにし、その上から紙を落とすと見事に紙は切れた。
「素晴らしい切れ味でござるな。強度は分からぬが切れ味といいこの刀を持った時から感じる力といい…素晴らしいでござる。」
どうやら気に入ってもらえたらしい。
「身体能力が向上する薬草と共に鋼と白銀で造ったのだ。刀を鞘にしまい腰に差しているだけでも少量の恩恵が受けれると思う。」
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