6月12日

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喜助「めんどくせぇ~!!こんな仕事喜楽がやれよ!!」 学校中に喜助の声が響く。せっかく弁当を食った後、数学の時間に気持ちよく眠っていたのに… 喜楽「煩いぞ…喜助。それと仕事を俺になすりつけるな。」 喜助「なんで俺が島内ゴミ拾いなんてやんなきゃいけないんだよ!!」 焼野原「そんな事言ったって、喜助しか空いている生徒はいないんだ。頼む!」 焼野原先生が頭を下げて喜助に頼み込む。こんなシーンなかなか無いので目に焼き付けておこう。 喜助「嫌だね。」 焼野原「これだけ言ってもダメなら俺にも考えがある。」 そう言って焼野原先生は何枚かのプリントを喜助に突きつける。その顔は悪魔のようで、不気味に笑っていた。 喜助「なんで…これがここに!」 焼野原「生徒のテストの控えを取るのは当たり前だろ?良いのか?この6点のテストをお母さんに渡しても。」 喜助「・・・分かったよ…やりゃ良いんだろ…やりゃ!」 喜助は渋々返事を返し、教室を出て行った。 焼野原「まだ授業中なんだけどな…」
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