第4話

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「総務委員は今日打ち合わせがあるからこの教室に残れー。30分はかかると思うぞー。」 「あ、ごめん、優。30分は待てないよな。勝手に先帰ってていいから。」 こまちゃんはそういいます。 「ううん。待ってる!私、方向音痴だから学校のことちゃんと知らないと!」 それに探険好きだからね。 あー、放課後楽しみです。 「そっか、わかった。んじゃあ、集合はこの教室にすっか!終わったら連絡する。ってうちら交換してなかったな。」 こまちゃんは豪快に笑います。 生徒手帳のメモの部分をビリっと破り、スラスラとアドレスと番号を書いていきます。 『瀬川 小町』 へぇー、これで『こま』って読むんですね。 知らなかったです。 「あ、私も。」 メモをビリっと破りましたが、 あー、不気味な形に。
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