第4話

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あ!そうだ、思い出した! お礼。 「あ、あの先輩。朝はありがとうございました。」 「遅刻にはならなかった?」 「はい、おかげさまで!」 「よかった。」 この調子でずっと先輩と話していた。 先輩の名前は高野 隼人(たかの はやと)。 音楽科に入るためにこの学校に来たらしい。今は高校2年生。 部活には何も入っておらず、先輩の独学でヴァイオリンを練習してるらしい。 この教室も先輩が借りて放課後毎日、自主練をしているそうです。 と、まぁ、話し込んでいると 携帯が鳴りました。 こまちゃんからだ。 『終わった!教室で待ってる カバンおきっぱは危険だぞ!』 あぁ、忘れてた! すぐさま返信。 『ごめんなさい… これからは持ってくようにするね!今から教室に向かう!』
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