第2話
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「は、はい。し、新入生です。」 おどおどしながらも私は答えます。 「ついてきて。」 そう言って、先輩は私の手を引きます。 え、え、どこに行くんですか? 人見知りな私はこんなことも言えません。 そんなことを考えているあいだにも先輩はどんどん進みます。 先輩、歩くの早い……。 いや、私が遅いのか。 先輩が足を止めた頃にはもうヘトヘト。 日頃の生活、丸わかりです。
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