149人が本棚に入れています
本棚に追加
/142ページ
始まりから遠距離で、しかも相手は世間では有名な人で。
きっと烈が言っていたように普通に恋愛するより難しいと思う。
それでも。
それでも烈がよかった。
自然に想い始めていて、相手も想っていてくれて。
どこからの自信か、烈は浮気なんてしないって感じられた。
「.....はぁぁ」
烈が大きく息を吐いた。
えっ?
どうしよう...返事がおかしかった?
ほんの少し不安気に烈を見ると、何か感づいたように、
「あ、ごめん。俺、てっきり断られるかと思ってたから、なんか安堵したというか」
そう言って優しい笑顔になった。
うわぁー!
その笑顔、凄まじい威力。
一気に撃ち抜かれたように心臓が大きく動いた。
最初のコメントを投稿しよう!