自分と似た目の転校生

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そこにはさっき頭の中に残っていた綺麗な女の子がいた。 「ちょっと唯どこに連れてくきよ」 「まあまあいいからいいからさっさときてきて別に変なことするわけじゃないから」 「ほらなすげー美人だろ?」 俺がほうけているのをみて士道がニヤニヤしながら言ってくる、俺がほうけている理由を勘違いしているようだ。誤解を解くのもめんどいし合わせるか。 「ああ、驚いた確かに唯より綺麗だな」 そう言ってる間に女の子が俺の近くに来た。 「はーい、和人君これが美人で私の親友だよ」 「別に私は美人じゃないし、こういうのは苦手って言ってるでしょ唯」 「まあまあ令ちゃん落ち着いてほらほら自己紹介しなきゃ」 そう言ってるあいだずっと女の子の目を見てた。 やっぱり似てるな。 目の奥のあの氷のように冷たく鋭い感じでもまさかな、俺と同じやつなんてな。 とりあえずまだ言い合っているので自分から自己紹介することにした。 「八神和人だ。よろしく、和人って呼んでくれ」 そう言うと、唯との言い合いをやめ、俺の方を向いてきた。 「恥ずかしいところ見せてごめんなさい。私の名前は桐乃令音、呼び方はちゃんさえつけなきゃなんでもいいわ和人」 「ああよろしく令音」 そんなやりとりをしてるいと唯が 「うーん絵になるな美男美女!カメラ持ってくればよかった!」 そんな事を堂々とようので反論しようと思ったら 「いやそんなわけねぇってお前はいきなり失礼だぞ!」 と、士道が反論した。 「まぁこれからよろしく令音、士道、唯」 そう言うと、ちょうど予鈴がなりお互い挨拶をして席に戻る。 まぁ戻ると言っても士道と俺と令音は席が近いから戻るの唯だけだ。それを見ながら戻っていった唯は少しいじけていた。
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