自分と似た目の転校生

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「俺は女の子にモテたことなんて全くないぞ」 「えーでも頭の撫で方妙にうまかったんだよね強くもなく弱くもなく絶妙な力加減今までで一番気持ちよかったかもしんない」 という唯に士道が 「こいつの感覚結構当たるんだよな和人?本当は彼女とかいるんじゃないのか?」 と面白半分で士道が言った瞬間、 一瞬だけ目の奥よ黒さが際立った気がした。 そして恐怖も感じた。 たかが彼女の話男子なら結構するしそこに反応するとは思わないけどあの目の黒さは多分彼女と何かあったからかもしれないあんな目をさせるほどに。 目の黒さが変わったのは一瞬で、和人はすぐに元に戻った。 まぁ気づいたのは私だけかもしれないが 「彼女はいなかったかな」 「彼女はってまさかお前告白されたことあんのか?」 「え、あるけど」 「うわーマジかよふざけんなモテ男!」 和人は笑いながら 「まぁ告白されたときにごめんなありがとうっていいながら頭は撫でたからそん時に上手くなったのかもな」 「モテ男しね!」 士道がそう言うと 「いやお前顔いいのにモテないのか?」 と聞くと 「いやーしーちゃんは女の子にモテたことないんだよ。運動オンチだからさ!でも和人君がそんなにモテてたんだね!まぁイケメンで頭撫でるの上手ければモテるのは当たり前か!」 唯がそう言った。 イケメンがモテるのはわかるが頭撫でるのが上手いのは関係ないと思った。 「運動オンチって言うな!気にしてるのに」 と言う士道をスルーするしながら唯が 「令ちゃんも和人君に頭撫でてもらえば?気持ちよ?」 と、めんどくさい話題を降ってきた。
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