第1話

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連れて行かれたcafeはなんとマリのバイト先! 入るなりマリが私に気付いた。 「ママいらっしゃい!やっと来てくれたのね?」 「偶然だけどね…。」 「お連れの方はどなた!?」 「あぁ、この方はさくらのお友達のお友達の川崎さん!?」 「??…。始めまして、母がお世話になっています。私、娘のマリと言います。」 「こんばんは?川崎と言います。さくらさんと僕の友達と飲んでいたんだけれど、いい雰囲気だったので、僕たち遠慮して帰ってきたんです。少しお母さんをお借りしても良いですか?」 「どうそゆっくりしていってください。」 しばらくすると、カウンターの中にいたマスターが私達のテーブルに現れた。 「兼久し振りだな?お連れの方はマリちゃんのお母さんをなんですって?いつも元気に働いてくれるので助かっています!」 「娘がお世話になっております。元気だけが取り柄なんですがご迷惑おかけしていませんか?」 「いいえ、明るくていい子なので、マリちゃんを目当てに来るお客さんもいるんですよ!」 「そうですか…。そう言っていただけると助かります。これからもよろしくお願いします。ところで、川崎さんとお知り合いなんですか?」 「えぇ、僕たち高校時代からの親友なんです。色々偶然ですね!!」 なんだ年下なんだ…。
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