First.24

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ものすごく、視線を感じる。 ざわめきも続いている。 体育館の1番後ろ端の壁に、相模くんと並んで立っていた。 ステージでは、華やかなダンスパフォーマンスが繰り広げられている。 さっきまでステージ上にいた久世くんが、いたずらっぽい笑みを浮かべて、 「群ちゃん、紗南ちゃん! 観に来てくれてありがとう~っ」 マイクを使いながら大音量で叫んだ。 その前から、チラチラ視線は感じていたけれど、おかげで一気に大注目浴びることになった。 「あれって、どういう…?」 「そういうことじゃない?」 「でも、…相模くんが?」 「だって、手、…つないでるし」 「でも、…三上さん?」 「なんで?」 …ささやきあう声は絶えない。
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