旅立ちの準備①

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課題から1ヶ月後・・・ 「・・イシュリア・アルケミィ」 「はい。」 「貴殿はこの一年間精一杯努力し、能力向上に努めた事を認め、此処に卒業証書を記す。卒業おめでとう。」 「ありがとうございます。」 只今卒業式の真っ最中です、まぁ皆先に呼ばれて外にいるんだけどw 証書を受け取り皆のとこに走り出す。 「みんなーおまたせ!」 「「「卒業おめでとう!」だぜ!」ございます。」 「・・おめでと。」 「ありがと、皆もおめでとう♪」 何故皆が外で待っていたかって? 実はこの世界の卒業式まさかの生徒と教師だけでやるのだ。 普通ご来賓の皆様的なのあるでしょ!まぁ後でババ様に卒業証書見せようっと。 ドドドド・・・・ 「イシュリアー、こちらにおりましたのね。間に合って良かったですわ。」 「マルシェ!久しぶり、学年昇級おめでとう。」 「ふん当然よ、兄に負けてられませんからね・・・ですが、ありがとう。」 「あっいたいた。フリオこっちだ。早いよマルシェさん。」 「貴方がイシュリアにおめでとうを言いたいから探していたのでしょう?少しは走ったらどうですの?」 「それ以上に素早かったのはマルシェさんじゃ(ギロッ)・・・ごめん。」 「クロム、それにフリオさんも」 「やぁ、皆さん本日は卒業おめでとう。それよりもう一度舞台に行かなくていいのかい?」 「何のこと?」 「あれ?聞いてない?課題の最優秀賞者は舞台で大臣からメダルを頂くんだよ。」 「・・・へ?」 最優秀賞?なぁにそれ? 「いや、だって他の皆もすごかったでしょ。ね?」 「私達の評価はBだったけど。イシュリアはAでしょ。」 「そうだけど、ほらSとかいるでしょ?」 「イシュリア・・・・最高評価がAなんだよ。」 「へぇそうなんだ。クロム詳しいね・・・ってえーーーーーー!!」 いやなんでそこクラスと同じ基準でSがないの!?そもそもなんで私?? 「叫んでる場合じゃありませんわ!参りますわよ!!」 ガシッ 「ぇっ!ちょっマルシェひっぱらにゃぁーーーーーー。」 ダダダダ・・・・・ 「ちょっと待ちなさい、行くわよエルダー!」 「おう、皆行こうぜ。」
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