旅立ちの準備①

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「さて、ここで今回の課題最優秀勝者は壇上へ。」 シーン 「・・・やべ」 「ヤロウ先生、もしかして伝えていなかったんですか?」 「エッエイダいやっ評価Aにしたの一人だし気づいてくれるかなぁ・・・なんて」 「・・・それで?」 「ひっ急いで探してきます!!」 ドスッ 「がはっなにを・・・」 「いえ、どうやら知ってるお友達が連れて来てくれたみたいよ。」 ドドドド・・・ 「にゃぁーーーー。」 「まっ間に合いましたわ。ほら服装直して、はい行ってらっしゃい。」 バシッ 「~っ、(痛いよぉ)行ってくる。」 「1-Cイシュリア・アルケミィこちらへ」 「はい。」 大臣さんの前に立つ。 「こほん、この度は貴殿の課題「初心者用 薬草図鑑」が満場一致で選ばれました。おめでとうございます。今後も更なる飛躍を期待しこのメダルを贈呈致します。」 「・・ありがとうございます。」 パチパチパチ 「・・・おっ終わった。」 「お疲れ様です。」 「お水汲んであるから一口どうだい。」 「ありがとう・・・ごくごく」 「・・・じー」 「ん?どうしたのスローネ、メダル見る?」 「・・・いいの!」 「うん、皆も見る?」 見るからに丈夫そうな箱に入っている。 「これお城に刻んである紋章ね。」 「へーカッコいいな。」 「ふむふむ、少しだけ色の違う鉱石使ってる。それで紋章の濃淡だしているのか。」 「スローネ?」 「刻むにしてもこの繊細さは私の工具じゃ出来ない。ブツブツ」 「あぁ、久しぶりにみました。スローネは興味のある物があるとこうなるんです。」 「なっなるほど、1年一緒だったけど始めて知ったよ。」 ひとしきり見終わったのか返してくれた。(と言うかいつの間にか捕られていた。) 「・・・ん。満足。」 「良かった。」 「ねぇ皆、よかったらお母さんの宿屋で集まって私達だけの卒業パーティーしない?」 「いいですね。」 「・・・うん」 「それいいな!」 「私も賛成、それになんだかんだでミントの家遊び行けなかったものね。」 「そっそれでね。お母さんも是非イシュリアに会いたがってたの。だからついでに皆で集まっちゃおうと思ってね♪」 「僕達もいいのかい?」 「もちろんです。」 「よしっじゃぁ一回家に帰って夕方噴水前に集合ね。」 「わかった、それじゃまた後でねー。」
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