旅立ちの準備①

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「お久しぶりです、どうぞ。」 「ありがと、お邪魔するよ。」 「ババ様、あに・・・ハインツさんが来てくれました。」 ニコニコで私が話すとババ様も微笑んだ。 「ワシには会いに来ずに妹弟子には会いにくるんじゃのーハインツ?」 「うっ・・・ですが師匠、城の仕事知っててそれいいます?」 「辞めたワシには何のことか分からんのう、とっとと座れ。どーせ食べずに抜け出したんじゃろ。」 「えっ!」 「師匠にはバレバレか、大丈夫研究室にこもるって言ってあるから誰もこないよ。」 「イシュリアそいつのサボりは今に始まったことじゃない気にするだけ無駄じゃ。」 「ちょっそれ酷いなー。偶に息抜きは大事って師匠が言ったんじゃないですかー。」 「くすっ、二人とも仲良しですね。今ご飯用意してきます。」 「これ、今日のメインはイシュリアじゃろ運んでくるから座って待っておれ。」 それからお昼を食べながら夜は友達の家で泊まることを伝えた。 「楽しそう♪俺も行くー!」 バン 「失礼!!ここにハインツ殿はおるか!」 「げっ」 ぎゅっ 「兄様時間を割いてお祝い来てくれて嬉しかったです、ですから戻ってあげてくださいね。」 「(うっ袖ぎゅに上目使いと笑顔・・・反則だ//)おっおう、頑張ってくるさ!」 パタン 「イシュリア、あやつの使い方よく分かっておるのう。」 キョトン「何の事ですか?」 (無意識じゃと!?)
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